マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-07-06 14:49[ 中村健太郎 ]
今週は、目立ったシグナルが出ておらず、各ツールにおいてニュートラルの評価となった。方向感に欠けるレンジ相場が続いており、足元は次のポジションメイクまでの見定めの期間となる。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラスマイナス0であるため、自己のビットコインのポジションをスクエアにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Jun15高値とJun22安値の半値戻し水準まで回復。足元では三角持ち合いを形成しており、方向感に欠けた展開となっている。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線において、ゴールデンクロスが示現しつつある。実際のポジションメイクはゴールデンクロスを確認してから行いたい。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線が横向きとなっており、方向感に欠けている。先週まで示現していた三役逆転は解消されている。
④ ボリンジャーバンド

バンド幅が収斂しており、下落トレンドが落ち着いている。Lowerバンドに到達後、Midバンドまで戻してきており、暫くは方向感が出難い状況が続きそうだ。
⑤ RSI

足元は46.9とほぼニュートラル水準なので、方向感は出ていない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。