2021.7.14【注目のパウエル議長証言とビットコイン相場への影響】
2021-07-14 08:00[ 松田康生 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 3,597,900 | 215,426 | 68.4 | 14,511 | 51,523 |
前日比 | ▼0.8% | ▼4.0% | ▼0.9% | ▼1.1% | ▼2.2% |
*BCH価格はBCHNを使用
Review
強いCPIでレンジ切り下げ
昨日のBTC相場は小動き。アジア時間は33,000ドル(約365万円)を挟んだ取引が続いたが、海外時間に入ると32,000ドル(約355万円)台にレンジを若干切り下げている。BTCは月曜日のCMEの先物開始に向けて34,500ドル(約380万円)近辺まで上昇後下落に転じると、火曜日の朝方に33,000ドルを割り込んだ。しかしゴールドマンサックスがCoinbase株を買い推奨とし、Capital GroupがMicrostrategy株12.2%を購入したことを受け、33,000ドル近辺に値を戻した。日本株の反発もあり33,000ドル台での取引が続いたが、午後に入りETHが一時2,000ドルを割り込むとBTCも32,000ドル台と連れ安となった。その後、ETH・BTC共に値を戻したが、海外時間に入り米CPIコアが前年同月比で4.5%(予想4.0%)と30年ぶりの高さとなり、金融緩和解除が近いとの見方から再び33,000ドルを割り込んだ。その後、Grayscaleとバンクオブニューヨークの提携の報に若干値を戻したが、米債入札が不調で米長期金利が上昇、ドル買いの流れの中でBTCも上値を抑えられている。Follow @fxcoin_jp
松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda