マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-07-20 11:53[ 中村健太郎 ]
今週は各ツールにおいて、まちまちの結果となった。パターンフォーメーションや移動平均線では売りシグナルが点灯しているが、ボリンジャーバンドは買いシグナルが点灯している。結果的には先週と変わらず、総合評価はマイナスとなっている。
マトリクス投資法によるトータルスコアはマイナス1であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の10%をショートポジションにする。(現物取引の場合、ロングポジションがあればスクエアにする。)
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

三角持ち合いを下方ブレイクし、下落基調となっている。下値の目線は30,000ドルが強いサポートラインとなる可能性が高い。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線において、デッドクロスを示現しており、足元では売り優勢となっている。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線が横向きとなっており、方向感に欠けている。当面は雲の下限がレジスタンスラインとなりそうだ。
④ ボリンジャーバンド

足元ではローソク足がバンド幅の下限に達しており、今後反発する可能性が高い。
⑤ RSI

足元は33.0とやや売られすぎ水準ではあるものの、方向感が出るほどではない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。