2018.11.15【BCH急落でBTC年初来安値更新】

2018-11-15 08:21[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン ビットコインキャッシュ リップル


通貨 BTC XRP ETH BCH LTC
価格 632,776 52.9 20,565.8 49,632 4,894
前日比 ▼11.5% ▼8.8% ▼12.4% ▼15.7% ▼13.1%

BTC:ビットコイン ETH:イーサリアム XRP:リップル BCH:ビットコインキャッシュ LTC:ライトコイン

Review

きっかけはOKExの先物清算

昨日のBTC相場はBCHの下落に連れ急落、69万円近辺のサポートを割り込むと年初来安値水準までの下落を見せた。SVが7割以上のハッシュパワーを占めたとするなか、Poloniexの先物で一時SV価格がABCを上回り、またCointelegraphの報道でABCのスポンサーとされるウー・ジハン氏がBitmainのCEOを解任されたとの報道もあり、SV派有利な情勢に嫌気した投資家がBCHを投げ売りした形。きっかけとなったOKExの先物停止が早めのポジション調整の必要性を認識させたか。当初の下落には70万円で底堅さを見せていたBTCだがレンジの下限となる69万円付近を割り込むと売りが加速、年初来安値水準で一旦は下げ止まるが、結局年初来安値を更新し、最後はBTCの下げが相場全体の下げを牽引する形となった。

Outlook

SVの攻撃予告で不信感

本日のBTC相場は神経質な展開を予想する。11月7日に三角持ち合いのレンジを1万円程度上抜けたと申し上げたBTC相場だったが、結局上抜けはダマしで、レンジを大きく下抜けることとなった。これだけ続いたレンジ相場なのでこの値動きに違和感はない。BCH騒動の詳細は別稿に譲りたいが、今回の下落では実用面での好材料が続いたXRPも1割以上値を下げており、ここまで下げた背景を考え直す必要がある。以前から申し上げている様にSV側がメジャーを握ったために混乱が生じていることに加えライト氏の悪意ある攻撃予告で仮想通貨全体に対する不信感が浮上していることか。この騒動が落ち着くまでは神経質な展開が続こう。

FXcoin Daily Report 2018.11.15.pdf


 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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