マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-08-03 15:52[ 中村健太郎 ]
引き続き各ツールでまちまちの結果となったが、移動平均線や一目均衡表において典型的な買いシグナルが現れており、今週の総合評価はプラスとなった。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス3であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の30%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Jun15高値を更新、かろうじてMay20高値で跳ね返されている。Aug1高値とJul20安値の半値押し(35,952ドル)はサポートとして機能、一方でApr14高値とJun22安値の半値戻し(46,840ドル)は強いレジスタンスとなりそうだ。
② 移動平均線

先週、9日移動平均線が21日移動平均線を上抜くゴールデンクロスを示現しており、また、両線とも上向きとなっているので、強い買いシグナル。
③ 一目均衡表

基準線は横向きとなっているが、三役揃い踏みを示現しており、これは典型的な買いシグナルである。
④ ボリンジャーバンド

Lowerバンドが収斂方向に転じていることから、これは「ボリンジャーバンド反落の3段階」における第1段階を示しており、相場の反落が近い可能性が高い。
<ボリンジャーバンド反落の3段階>
・第1段階 Lowerバンドが上向きとなる→相場の反落が近い
・ 第2段階 バンド幅の拡大が停止し収斂する→上昇相場が一旦終了した可能性大
・ 第3段階 相場がMidバンドを下方ブレイク→Lowerバンドに向けての下降局面入り
⑤ RSI

先週、78.2と買われすぎ水準となっていたが、足元では60.8と落ち着いてきており、方向感は特に出ていない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。