マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-09-28 14:21[ 中村健太郎 ]
一時的に40,000ドル割れとなったものの、同水準でサポートされ、下げ止まっている。移動平均線以外のツールではニュートラルの評価となっており、上昇局面に転じることができるか見極める段階にある。
マトリクス投資法によるトータルスコアはマイナス2であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の20%をショートポジションにする。(現物取引の場合、ロングポジションがあればスクエアにする。)
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

40,000ドル付近でサポートされ、足元はSep7高値(52,919ドル)とSep21安値(39,767ドル)の半値戻し(46,343ドル)を目指す展開。方向感は出ておらず、40,000ドルのサポートか半値戻しのどちらを先につけるか注目したい。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線において、デッドクロスが示現しており、両線が下向きとなっていることから、典型的な売りシグナルとなっている。
③ 一目均衡表

基準線が横向きとなっており、方向感に欠ける。ローソク足は雲の中を推移しており、暫くは揉み合い推移となりそうだ。
④ ボリンジャーバンド

バンド幅が収斂しており、足元の水準で下げ止まる可能性が高い。一方でMidバンドが当面のレジスタンスとなりそうだ。
⑤ RSI

足元では40.5となっており、やや売られ過ぎに傾いているが、方向感が出るほどの水準ではない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。