2021.11.11【ビットコイン、最高値更新後1割下落。この調整をどう見る?】
2021-11-11 07:58[ 松田康生 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 7,481,300 | 530,240 | 140.3 | 30,994 | 77,700 |
前日比 | ▼1.6% | ▼1.5% | ▼1.8% | +2.2% | ▼3.2% |
Review
史上最高値更新後、1割調整
昨日のBTC相場は高値更新後、急落。9日につけた史上最高値を更新、69,000ドル(約785万円)まで上昇するも失速、63,000ドル(約720万円)割れまで約1割下落した。月曜日に史上最高値を更新したETHに続き、火曜日にBTCも史上最高値を更新、68,000ドル(約775万円)台半ばまで上昇した。しかし、その後、好材料が続かず、また米株の反落などもありBTCの上値は重くなった。水曜日に入ってもCoinbaseの第3四半期決算が全体的に低調となりHuobiがシンガポールでのサービス停止を発表するなど交換所関連のネガティブなヘッドラインが続く中、じりじりと値を下げて行ったが、史上最高値更新前にレジスタンスだった66,000ドル(約750万円)台ではサポートされた。すると米CPIが前年比6.2%と前回(5.4%)および予想値(5.9%)を上回り1990年以来の高水準となったことでインフレヘッジとの連想からBTCは急上昇、69,000ドルにワンタッチした。しかし、このショッキングな水準を受け米長期金利が急上昇、米株が崩れ始めるとBTCも失速、サポートだった66,000ドルを割り込むと下げ足を早め、一時63,000ドルを割り込んだ。Follow @fxcoin_jp
松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda