マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-11-16 12:24[ 地口優 ]
各ツールでシグナルが交錯しており、評価はまちまちとなった。今週は方向感を見極める段階と見る。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラスマイナス0であるため、自己のビットコインのポジションをスクエアにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Nov10に史上最高値(68,979ドル)を付けたが、足元では調整が入り、Nov10高値とOct27安値の半値押し(63,553ドル)でのサポートに失敗、全値押しを視野に下値を探る展開となっている。
② 移動平均線

ゴールデンクロスが明確に示現、且つ両移動平均線は上向きとなっており、強い買いシグナルが点灯中。
③ 一目均衡表

基準線が横向き、遅行線がローソク足の上抜けに失敗し、直近の上昇相場を支えていた「基準線の上向きおよび“三役揃い踏み”」の状態が解消。方向感に欠ける展開を示唆するも、暫くは雲の上限がサポートラインとなるであろう。
④ ボリンジャーバンド

両バンドが平行して右肩上がりとなっており、上昇相場の継続を示唆。当面はMidバンドがサポートラインとして機能しそう。
⑤ RSI

足元では51.0とニュートラル水準。ただ、66,981ドル(Oct20)から68,979ドル(Nov10)へと高値を更新した局面で、RSIが84.0から58.7へと下落しており、典型的な売りシグナルであるダイバージェンスが示現している。もう一段安となる可能性が高い。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。