2021.11.18【2番底は買い?ビットコインの底打ちは近いか】
2021-11-18 08:00[ 松田康生 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 6,890,000 | 485,357 | 125.5 | 26,185 | 67,377 |
前日比 | +1.0% | +1.2% | +1.5% | +0.2% | ▼1.6% |
Review
58,000ドル台半ばで下げ渋る
昨日のBTC相場は安値圏でのもみ合い。概ね58,000ドル(約660万円)から61,000ドル(695万円)のレンジ取引に終始した。BTCは先週金曜日に62,000ドル(705万円)で下げ止まり月曜日には66,000ドル(755万円)台まで値を戻したが失速、結局同水準での底固めに失敗、58,000ドル台まで値を下げた。VanEckの先物ETF開始への期待感もあり61,000ドルに値を戻したが、初日の出来高は先行するProSharesの1/40程度と冴えず上値が重くなった。その後も大谷選手が大手海外交換所FTXのアンバサダーに就任、報酬を暗号資産で受け取るなど明るい話題も聞かれた一方、既定路線とは言え財務省から暗号資産取引に外為法の資本規制導入方針が伝えられ、またこれまた既報だがMt.GOX事件の再生計画が確定、この結果、債権者に管財人が保管していたBTCやBCHが返還され売り圧力になり得るとの連想からじりじりと値を下げた。10月28日安値の手前、前回安値の58,000ドル半ばでは急反発を見せたが、61,000ドル手前で上値を抑えられると、米株の下落もあり6万ドル割れに下落、その後は6万ドルを挟んでの揉み合い推移が続いている。
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松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda