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2018.11.22【停戦合意間近も武装解除はこれから】

2018-11-22 08:03[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン ビットコインキャッシュ


通貨 BTC XRP ETH BCH LTC
価格 492,789 49.1 14,934.2 25,934 3,727
前日比 +1.5% ▼0.5% ▼0.1% +1.0% +0.0%
BTC:ビットコイン ETH:イーサリアム XRP:リップル BCH:ビットコインキャッシュ LTC:ライトコイン

Review

クレイグ氏孤立か

昨日のBTC相場は反発。Bakktの延期や分裂騒動の泥沼化を嫌って45万円台を付けたBTC相場だが、SVのスポンサーで6割近いハッシュパワーを占めるCoingeekを率いるカルビン・エアー氏が自社のサイトにて” I have a plan to end the world’s first Bitcoin hash election”と停戦を呼びかけると相場は反発、CNBCで著名アナリスト、トム・リー氏が下方修正したものの年末15000ドルの予想を打ち出し、またABCがSVの攻撃に対抗するリオーグ・プロテクションを実装、カルビンも2つの別々のチェーンとしてお互い攻撃をし合わないことを表明していることからBCH主導で値を戻し始めた。しかし、元自称サトシのクレイグ氏がABCの動きに対して攻撃を続けることを暗喩したこともあり上値を重くしている。

Outlook

武装解除はまだこれから

本日のBTC相場は底値を固める展開を予想する。ABCのプロテクションリリースで分裂騒動は収束するとの期待もあったが、クレイグ氏は態度を変えていない模様で上値を重くした。同氏はフランスのマジノ線に例え、戦車で突破する画像を公開するなど、過激な言動を続けているが、最大のスポンサーかつSVの6割のハッシュパワーを占めるカルビン氏が離反すると抵抗を続けることは難しい。ただ、まだ両者のハッシュパワーは高水準であり、不信感を深めた両陣営が停戦合意から武装解除に至るまでには紆余曲折がありそうだ。とはいえ事態は好転しつつあり、BTC相場も徐々に底値を固めていくものと思われる。

FXcoin Daily Report 2018.11.22.pdf

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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