マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-12-20 12:00[ 地口優 ]
総じて弱気なシグナルが点灯し、売り優勢の結果となった。パターンフォーメーションにおいて足元で形成されている三角持ち合いを下抜けた場合は、相場が下に走る可能性が高い。
マトリクス投資法によるトータルスコアはマイナス6であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の60%をショートポジションにする。(現物取引の場合、ロングポジションがあればスクエアにする。)
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Nov10高値とDec4安値の半値戻し水準(56,271ドル)へのトライは継続も、足元では先行き弱気の三角持ち合いを形成しており、下方向へのブレイクには要注意。
② 移動平均線

下向きな9日移動平均線と21日移動平均線において、デッドクロスを形成しており、引き続き強い売りシグナルが点灯中。
③ 一目均衡表

相場の方向感を示す基準線は依然横向きだが、“三役逆転”の状況は継続で売り優勢な展開を示唆。
<三役逆転の条件>
・転換線<基準線
・ローソク足<雲
・遅行線<ローソク足
④ ボリンジャーバンド

両バンドが右肩下がりで、Lowerバンドに張り付くバンドウォークも維持。もう一段安となる可能性が高い。
⑤ RSI

足元では36.4とやや売られすぎ水準。但し、直近のDec7安値(50,083ドル)からDec19安値(46,460ドル)へと切り下げている局面で、RSIは32.4から36.4へと上昇しダイバージェンスと呼ばれる典型的な売りシグナルが点灯。まだ調整余地を示唆しているか。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。