マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-12-28 11:13[ 地口優 ]
< 要 旨 >
各ツールにおける評価はまちまちだが、概ね相場の好転が窺える。パターンフォーメーションにおける半値戻し水準のクリアや移動平均線でのゴールデンクロスの成否などがトレンド転換のポイントとなるであろう。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス1であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の10%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

足元では三角持ち合いを上抜け、堅調に推移。引き続きNov10高値(68,979ドル)とDec4安値(43,563ドル)の半値戻し水準(56,271ドル)へ向けて上値追い。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線が上向き、且つゴールデンクロスも形成しつつあり、トレンド転換が始まったか。但し、ダマシの可能性も有るため、ポジションメイクは明確なゴールデンクロスが確認できてから行いたい。
③ 一目均衡表

“三役逆転”の状況が継続する中、基準線が下向きとなり、弱気相場が見込める展開。当面は、雲の下限をレジスタンスとした推移が予想される。
<三役逆転の条件>
・転換線<基準線
・ローソク足<雲
・遅行線<ローソク足
④ ボリンジャーバンド

バンド幅が収斂し、下落相場が一段落した可能性が高い。現在は緩やかながらバンド幅が拡大傾向を示しており上値を模索していることを示唆か。
⑤ RSI

足元では、56.5とほぼニュートラル水準で方向感に欠ける。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。