2022.1.7【ビットコイン、下値警戒続く】
2022-01-07 08:00[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 5,007,800 | 397,369 | 90.8 | 15,879 | 46,299 |
前日比 | ▼2.0% | ▼5.1% | ▼1.9% | ▼2.4% | ▼2.3% |
Review
依然弱含み
昨日のBTC相場は続落。早朝のFOMC議事要旨での利上げおよびQT(資産縮小)早期化のタカ派的な言及を受け、米株に連れ安となる形でBTCは43,000ドル(約500万円)台へと急落。日中は、米議会の暗号資産マイニング関連の公聴会の実施を検討しているとのThe Blockの報道や米国の金融正常化への動きを嫌気し終始軟調な推移となった日経平均を受け、BTCも42,000ドル(約490万円)台へとじりじりと下落した。しかし、海外時間に入ると、昨年BTCでの給与受取を発表したアダムズNY市長がCNBCのスクワークボックスとのインタビューにてBTCの押し目買いを提案するような発言、またCointelegraphにてBinanceの一部ウォレットが足元で大口の押し目買いを継続していることなどが報じられると、再び43,000ドル台へと持ち直した。その後は、早まる米国の金融政策正常化への警戒ムードが漂う米株が軟調な推移となると、BTCは今朝方にかけて同水準にて上値が重い展開続いている。Outlook
節目下抜けに要注意
本日のBTC相場は依然弱含みの展開を予想する。FOMC議事要旨でのFRBの更なるタカ派シフト観測を機に、BTCは昨年11月に付けた史上最高値から4割程度の調整となるも、ピークから底値への調整幅としてはアノマリー的にまだ調整余地がある。下値の節目としては、42,000ドルや40,000ドル(約465万円)近辺が控えている。上値の節目となる半値戻し水準の44,000ドル台半ば(約515万円)を明確にクリアできなければ、未だ市場全体に米金融政策正常化への警戒感が漂う中、下値の節目を割り込み、本格的に下げ足が速まるといったシナリオもあろう。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。