2022.1.11【ビットコイン4万ドル割れ、今週の注目イベントは?】
2022-01-11 07:57[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 4,809,150 | 354,728 | 84.6 | 14,566 | 41,569 |
先週金曜日対比 |
▼4.0% | ▼10.7% | ▼6.8% | ▼8.3% | ▼10.2% |
Review
米雇用統計は改善
月曜日にかけてのBTC相場は続落。BTCは週末にかけて40,000ドル(約460万円)台まで下落後、その後は概ね40,000ドル~42,000ドル(約485万円)台でもみ合う展開となった。金曜日は世界的に株式市場にFRBのタカ派姿勢への警戒ムードが漂い米株や日本株が軟調な展開となると、BTCは12月4日の安値約42,000ドルを割り込み、一時41,000ドル(約470万円)割れの水準まで下落した。その後、やや復調する局面もあったが、同日海外時間に発表された米雇用統計(失業率・平均時給)が市場予想(失業率:4.1%、平均時給対前年比:4.2%上昇)よりも良い結果(失業率:3.9%、平均時給対前年比:4.8%上昇)となると、米株がこれを嫌気し軟調に推移したこともあり、BTCも週末にかけ再び40,000ドル台まで下落した。その後、月曜日にかけて暫くもみ合い推移が続く中、一時40,000ドルを割り込む場面もあったが、その結果日足ベースでのヘッドアンドショルダー(三尊)を形成し、凡そそのネックライン水準にて反発を見せた。更に、加マイナーBitfarmsによる1,000BTC追加購入報道があり、米株の反発も支えとなってか、BTCは今朝方には41,000ドル台まで値を戻している。Outlook
米CPIとパウエルFRB議長再任指名公聴会
本日のBTC相場は上値が重い展開を予想する。3月利上げを後押しするような米雇用統計の結果を受け、月曜日にBTCは一時4万ドルを割れるも、尚も底堅さを見せた格好。今週は米消費者物価指数(CPI)発表やパウエルFRB議長再任指名公聴会といったFRBの金融政策動向を確認するための重要イベントを控え、再度警戒ムードが漂うと見込まれる。そのため、BTCは上値を試しづらい展開は続くであろうが、ここを無事通過出来れば、先ずは半値戻し近辺である43,000ドル(約495万円)へのトライも見えてくる。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。