2022.1.12【ビットコイン、米CPIに注目】
2022-01-12 08:00[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 4,929,514 | 372,850 | 88.3 | 15,184 | 42,488 |
前日比 | +2.5% | +5.1% | +4.4% | +4.2% | +2.2% |
Review
FRB議長再任指名公聴会
昨日のBTC相場は反発。BTCは一時40,000ドル(約460万円)割れの水準まで落ち込んでいたが、日足ベースでのヘッドアンドショルダーのネックライン近辺でサポートされた後、米株の反発もあり、朝方にかけて42,000ドル(約485万円)台へと値を伸ばした。日中は、引き続きFRBのタカ派シフトや米長期金利上昇を嫌気した日本株が安値圏での推移となったこともあり、BTCは同水準近辺で上値が重くなった。その後、小さな逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)を形成すると、そのネックライン近辺で押し返され、41,000ドル(約470万円)台まで反落した。海外時間に入り、パウエルFRB議長の再任指名公聴会が開催されると、BTCは同イベント後一時43,000ドル(約495万円)台まで上昇を見せた。同イベントの質疑応答にてパウエルFRB議長がデジタル資産に関する報告書を数週間以内に発表するとの発言があったことや総じて追加的なタカ派発言などのサプライズはなく米株に買い戻しが広がったことが、BTCにとってポジティブ要因であったか。BTCは今朝方にかけて200日移動平均線に肉薄したこともあり、42,000ドル台で伸び悩んでいる。Outlook
本日は米CPIに注目
本日のBTC相場は上値が重い展開を予想する。パウエルFRB議長再任指名公聴会ではタカ派的なサプライズはなく、むしろ公表が遅れていたデジタル資産に関する報告書の発表に目途が立ち、BTCにとってはポジティブな結果に。本日は海外時間に米CPIの発表がある。同指標は直近2回で前年比6%超える高水準が続いたことで、今回の市場予想が7.0%と高く、予想通りの水準となる場合でも利上げやQTの早期化の引き金となるかがポイントか。目先43,000ドルや200日移動平均線がレジスタンスとして機能し上値が重い中、CPIの結果と市場の反応次第では弱含む可能性も有り要注意。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。