2022.1.13【ビットコイン反発、米CPI後の動向】
2022-01-13 08:00[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 5,034,582 | 388,321 | 92.0 | 16,144 | 43,988 |
前日比 | +2.1% | +4.1% | +4.2% | +6.3% | +3.5% |
Review
米CPI、予想通りの結果
昨日のBTC相場は続伸。パウエルFRB議長再任指名公聴会を無風で通過し、米株に連れ高となりBTCは未明に42,000ドル(約485万円)台まで上昇。日中は、米CPI発表に向け動意が少ない展開となった中、200日移動平均線近辺で上値が重い推移となった。しかし、同時間帯に、ジャック・ドーシー氏によるBTC法務防衛基金の創設計画が明らかとなったことも下支えとなってか、海外時間にかけBTCは同線を上抜けし、43,000ドル(約495万円)台まで上昇。その後発表された米消費者物価指数(CPI)にタカ派的な観測が和らいだ形となり、市場は、米長期金利低下、ドル安、米株高とBuy the Fact気味に反応し、BTCも44,000ドル(約505万円)に到達した。ただ、米株の反落もあり、BTCはすぐさま43,000ドル台へと下落。今朝方にかけては、米CoinbaseによるデリバティブプラットフォームFairX買収が報じられ、同社での暗号資産デリバティブ商品の提供が示唆されたこともあり、200日移動平均線をサポートに同水準での底堅い推移となっている。Outlook
ブラックアウト期間へ
本日のBTC相場は底堅い推移を予想する。米CPIの市場予想通りの結果を受けた市場は、FRBの3月利上げを織り込みつつも、既に利回りが大幅上昇していた米国債相場はあまり反応せず、BTCもレジスタンスとなっていた200日移動平均線を上抜け、底堅い。また、次回のFOMCに向けFRBは今週土曜日からブラックアウト期間に入り、よりタカ派発言などサプライズ要素が抑えられるため、上値をトライしやすい状況となるか。先ずは、12月27日高値と1月10日安値の半値戻し近辺の約46,000ドル(約525万円)を試し、クリアすれば52,000ドル(約595万円)への全値戻しも見えてくるか。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。