2022.1.18【ビットコイン、底固めと判断するには時期尚早?】
2022-01-18 07:58[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 4,815,945 | 366,080 | 87.0 | 17,071 | 43,170 |
前日比 | ▼2.0% | ▼3.8% | ▼2.0% | +2.2% | ▼2.8% |
Review
軟調推移
昨日のBTC相場は軟調な推移。BTCは、朝方ハッシュレートの史上最高値に肉薄するほどの上昇も見られ、43,000ドル(約495万円)近辺で底堅かったものの、その後CME先物が下げで始まると、42,000ドル(約480万円)台まで下落した。日中は、Crypt.comのアカウントで不正なアクティビティが検知され、同社のアカウントで引き出しが一時停止となったことやシンガポールで暗号資産会社に対し広告を制限するガイドラインが制定されたことを嫌気しBTCは上値が重い展開となったが、200日移動平均線近辺で底堅い推移を続けていた。しかし、海外時間にFinancial Timesでスペインがインフルエンサーに対して暗号資産広告規制を強化したと報じられたこともあってか、BTCは同線を割り込んだ。その結果、小さなヘッドアンドショルダー(三尊)を形成すると、そのネックラインも割れこみ、下げが加速、今朝方にかけて41,000ドル(約470万円)台まで下落している。Outlook
底固めはまだか
本日のBTC相場は上値が重いと予想する。BTCは、上値に約44,000ドル(約505万円)や半値戻し水準近辺の約46,000ドル(約525万円)、その全値水準の約52,000ドル(約595万円)とレジスタンスが続く。一方で、下値では直近安値約40,000ドル(約460万円)以降は節目が遠いものの、同水準を下抜けると下げ足を早める可能性があり、足元では尚も下値に警戒が必要か。因みに、昨年4月から同年6,7月にかけての約50%超えのピークアウトを見ると、今回のピークアウト局面で更なる調整余地がある見込みを窺わせており、底固めと判断するには時期尚早か。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。