2022.1.21【ビットコイン、薄商いの中急落も底堅く】
2022-01-21 08:00[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 4,704,598 | 349,693 | 83.8 | 15,264 | 41,503 |
前日比 | ▼1.4% | ▼2.0% | ▼1.2% | ▼2.8% | ▼2.6% |
Review
米株失速
昨日のBTC相場は下落。インフレへの警戒感から軟調に推移する米株や米SECのゲンスラー委員長が暗号資産取引所を2022年のデジタル資産規制の焦点とするとの報道を受け、BTCは朝方にかけて、41,000ドル(約465万円)台へと小反落。しかし、Microstrategyのセイラ―CEOの保有BTC売却否定発言やGoogleのブロックチェーン部門設立がBloombergで報じられたことに加え、各国で金融正常化への思惑が広がる中、中国で利下げ継続が発表されるとアジア株が堅調な推移となったことで、BTCはじりじりと42,000ドル(約480万円)台を回復した。その後、ロシア中銀が暗号資産活動の禁止を要求しているとの報道を受け、BTCはやや上値が重くなったが、海外時間には、米長期金利が一服したことを受け米株の上昇もあり、BTCは200日移動平均線を上抜け、43,000ドル(約490万円)台へと上昇。しかし、米株が急落したことから、BTCも下げに転じると、同線を割り込み、再び41,000ドル近辺まで急落している。Outlook
薄商いの中軟調推移も依然底堅い
本日のBTC相場は安値圏でのもみ合い推移を予想する。IntelやGoogleといった大手が暗号資産業界への参入に名乗りを上げるも上値は限定的で、BTCは弱含みの地合いを継続。また、足元で、昨年上半期に機関投資家から人気を博していたGrayscaleのビットコイン投信(GBTC)における原資産とのディスカウントが20日時点で高水準(▼26%)となっていることも報じられており、またしても機関投資家によるBTCへの動意薄という状況を示唆しているか。しかし、こうした薄商い、そして年初からの株安の中、底堅さを見せて40,000ドル(約455万円)を死守できていることはポジティブか。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。