2022.1.31【ビットコイン、弱気でも展望は明るい?】
2022-01-31 08:00[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 4,329,368 | 294,707 | 69.3 | 12,525 | 33,428 |
先週金曜日対比 |
+5.0% | +9.6% | +1.4% | +4.6% | +3.1% |
Review
200日移動平均線クリア
週末のBTC相場は反発。凡そ35,000ドル(約400万円)~39,000ドル(約450万円)でのレンジ取引で方向感に欠ける展開が続いている。先週木曜日のFOMC以降、FRBのより積極的なインフレ抑制姿勢への警戒感から米株に連れてBTCも上値が重くなるも、米ロビンフッドの積極的な暗号資産提供拡大の意向が伝わったこともあり、35,000ドル台で底堅く推移。その後、金曜日に市場予想を下回る結果となった米個人所得を受けた長期金利の低下、米株先物の上昇を好感してか、BTCは上昇し、200日移動平均線を上抜けた。更にその後、米株の上昇や英ヘッジファンドのブレバンハワードの暗号資産部門強化報道、米WisdomTreeの小売業者向けの暗号資産取引アプリのローンチ準備報道などもあり、38,000ドル(約440万円)台まで続伸、Deribitのオプション期日とCME先物の1月限月の最終取引日を無事通過した格好となった。週末にかけて、ハッシュレートの上昇もあり、BTCは一時39,000ドルを窺う場面もあったが、このレベルでは上値が重く、足元では、37,000ドル(約425万円)までじり安推移となっている。Outlook
展望は明るい?
本日のBTC相場はもみ合い推移を予想する。米株の反発もあり200日移動平均線をクリアも、39,000ドルには届かず上値が重い展開が続いている。今年初来の弱気相場でも、MicrostrategyのBTC購入計画継続や米ロビンフッドの暗号資産提供拡大の意向、英ブレバンハワードの暗号資産部門強化など、総じて暗号資産へのポジティブな姿勢は崩れておらず、業界の展望としては決して悪くない。今週は、例年BTCが好調期間となる春節入りする、一方で米ADPおよび米雇用統計を控え、インフレ抑制と景気回復の両立の行方により一層注目が集まるであろう。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。