2022.2.4【ビットコイン、経済指標睨み様子見続く】
2022-02-04 08:00[ 地口優 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 4,226,114 | 301,036 | 69.5 | 12,469 | 31,677 |
前日比 | ▼0.8% | ▼1.5% | ▼0.3% | ▼2.0% | ▼2.4% |
Review
続落も底堅い
昨日のBTC相場は続落。米IT大手メタ・プラットフォーム(旧Facebook)社の第四半期決算にてメタバース部門での大幅損失報告およびその後の同社株の急落やソラナ(SOL)とイーサ(ETH)のトークンブリッジであるWormholeから12万ETHの流出との報道を受け、BTCは市場心理が冷え込む形となり、200日移動平均線を割りこみ、朝方にかけて36,000ドル(約415万円)台まで急落。その結果、BTCはダブルトップを形成、そのネックライン近辺であった同水準で下げ止まった。しかし海外時間に、英中銀(BOE)の25bpの追加利上げや欧州中銀(ECB)の年内利上げを排除しないタカ派姿勢などが報じられると、世界的な利上げが意識され、欧州株が下落および米長期金利が上昇。更には、朝方のメタ・プラットフォーム社株の急落を嫌気し、Nasdaqを中心に米株が軟調な推移となった。これらを嫌気したBTCはやや売り優勢の展開となるも、スーザン・デルベネ米下院議員による少額の暗号資産取引に対する免税法案の再提出の報道などが支えとなってか、今朝方にかけてBTCは依然36,000ドル台での底堅い推移が続いている。Outlook
経済指標を様子見
本日のBTC相場は底堅い推移を予想する。昨日は、メタ社株の暴落やWormholeでのハッキング被害などを発端に市場心理の冷え込む形で、BTCはじり安の展開となった。前者については同社株価の落ち着き、後者についても復旧および被害額となった12万ETHが充填され、いずれも問題は一服した模様。また、欧州でも、BOEに続いてECBもタカ派にシフト、世界的な金融引き締めの思惑が漂うもBTCの下値は限定的で、年初来の調整で十分耐性ができてきたか。あとは、インフレ抑制のためにFRBが利上げの幅や回数を加速させる可能性があるか否か、依然市場は経済指標を睨みながらの様子見か。Follow @fxcoin_jp
地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。