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2018.11.27【ETF議論再燃、SEC内で見解相違か】

2018-11-27 08:12[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン ビットコインキャッシュ リップル


通貨 BTC XRP ETH BCH LTC
価格 410,613 39.6 11,942.1 19,684 3,290
前日比 ▼9.5% ▼5.5% ▼9.1% ▼6.0% ▼5.5%

BTC:ビットコイン ETH:イーサリアム XRP:リップル BCH:ビットコインキャッシュ LTC:ライトコイン


Review

ほぼ終戦

昨日のBTC相場は底値圏での乱高下、40万円近辺で底値を固める展開。ややオーバーシュート気味に40万円を割れた後、急反発。BCH騒動が収束に向かいつつあることやクリプトママことSECのヘクター議員がインタビューでイノベーションの為に少しドアを開けたいとしたことも好感されたか。コインチェックがXRPなどの入金・購入を再開するなど45万円近辺で揉み合うも、SECが公表したICOのガイドラインがICOは証券に当てはまる可能性と平易ながら曖昧な表現で失望を呼び、またBitcoin.comがBitfinexが出金手数料を引き上げたとすると再び40万円トライ。しかしCoingeekがSVがリプレイプロテクションを実装と報じるといよいよ終戦かと値を戻すも、SEC委員長がETFに幾つか懸念点があるとすると再び40万円近辺へ値を下げている。

Outlook

40万円を守れるか

本日のBTC相場は底値を固める展開を予想する。BCHの分裂騒動では完全に袂を分かつリプレイプロテクションを実装しないABCに業を煮やしたSV派のカルビン・エアー氏がCoingeekで実装の意向を示し、これにロジャー・バー率いるBitcoin.comが終戦に至ると報道することでほぼ終戦を迎えた模様。既に市場ではETFを巡るSEC内での見解の違いやICOを巡る証券の範囲への線引きなど次の話題に移りつつある。この40万円前後で下げ止まれるかが焦点か。本邦の金商法適用の議論は源泉分離課税へと繋がる可能性もあり、相場の起爆剤となり得る話。ただ、この材料が相場を動かすのは来年以降か。年内は70万円近辺までの戻りが精一杯か。

FXcoin Daily Report 2018.11.27.pdf

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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