マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2022-03-01 13:41[ 地口優 ]
先週は、21日移動平均線の上抜けや一目均衡表における雲の上抜けなどのサポート材料が現れ、相場好転を窺わせる結果となった。今後の相場転換の鍵となるパターンフォーメーションにおけるダブルボトムや一目均衡表での”三役揃い踏み“の成否に注目したい。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス1であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の10%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Feb8高値(45,484ドル)から全値押し水準のJan24 安値(32,991ドル)に肉薄するも、同安値手前で反発。ネックラインである同高値をクリアした場合、ダブルボトム完成となり、買いシグナルが点灯する。
② 移動平均線

デッドクロスの状態を維持していながらも、足元ではローソク足が21日移動平均線を上抜け、9日移動平均線は持ち直しつつある。デッドクロスがダマシとなる可能性もあり要注意。
③ 一目均衡表

依然基準線は横向きで方向感に欠けるが、暫くレジスタンスとして機能していた雲を上抜けし、状況はやや好転。今週は、転換線が基準線を上抜け、強い買いシグナルである“三役揃い踏み”成るかに注目したい。
<三役揃い踏みの条件>
・転換線>基準線
・ローソク足>雲
・遅行線>ローソク足
④ ボリンジャーバンド

Midバンドを上抜けるも、両バンドは横向きのままで、未だ方向感に欠ける展開を示唆。
⑤ RSI

63.5とやや買われ過ぎゾーンまで上昇したが、足元で市場に過熱感は見られず、売買判断は尚早か。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。