マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2022-03-08 13:48[ 地口優 ]
< 要 旨 >
先週は相場好転を窺わせたものの、今週は各ツールの多くでダマシとなり、足元の不安定な相場環境を映す結果となった。このような環境下では、中・長期的な視野を持ち、明確な売買シグナルが点灯するまで積極的な取引は手控えたい。
マトリクス投資法によるトータルスコアはマイナス2であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の20%をショートポジションにする。(現物取引の場合、ロングポジションがあればスクエアにする。)
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Feb8高値(45,484ドル)に肉薄するも、ネックラインである同水準がレジスタンスとして機能し、ダブルボトムはダマシとなった。足元では、Feb24安値(34,350ドル)とMar2高値(45,070ドル)の半値押し水準(39,710ドル)を下抜け、売り優勢となっている。
② 移動平均線

先々週に形成したデッドクロスもダマシとなり、今週はゴールデンクロスを形成しつつある。再三ダマシとなる相場の不安定さに鑑みると、今回のゴールデンクロスも明確に形成するまでは様子見とし、ポジションメイクは控えたい。
③ 一目均衡表

転換線が基準線を上抜けるも、”三役揃い踏み”の状況は完成せず、横向きとなっている基準線が示すように、方向感に欠ける展開が続いている。但し、ローソク足が雲を下抜けたことで、当面は雲をレジスタンスとして上値が重くなるか。
④ ボリンジャーバンド

両バンドが右肩下がりの平行となりつつあり、暫く軟調地合いとなることを示唆か。
⑤ RSI

39.7とやや売られ過ぎを示す水準だが、明確な売買シグナルは出ていない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

地口優 (ちぐちゆう)
営業推進部
2021年4月入社。