2018.12.10【Coinbase上場検討でXRP反発、SVに脆弱性見つかる

2018-12-10 08:11[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン ビットコインキャッシュ リップル イーサリアム


通貨 BTC XRP ETH BCH LTC
価格 400,072 35.6 10,786.0 12,425 2,944
先週金曜日比 ▼2.0% ▼3.7% ▼1.9% ▼4.3% ▼8.7%

BTC:ビットコイン ETH:イーサリアム XRP:リップル BCH:ビットコインキャッシュ LTC:ライトコイン*BCH価格はBCH ABCを使用

Review

下に行って来い

週末のBTC相場は下に往って来いの展開。年初来最安値を更新するも、40万円台に値を戻している。ETF承認判断が2月に延期され、またロジャー・バーらABC側に民事訴訟が提起されると年初来安値だった39万円を割り込んだが、ETF申請企業であるVanEck社がNasdaqとの提携の詳細を明らかにすると一旦下げ止まりを見せた。その後、Bitflyerのメンテナンス報道に相場を乱高下を予想する声もあり36万円台を付けるが、CoinbaseがXRPの上場を検討していることが伝わるとXRPやETHを中心に急反発、ABC価格が再びSVと並び、更にSVに2重払いが可能となる脆弱性が発見されると完全に逆転、相場全体も一旦値を下げるも反発を見せている。

Outlook

マイナーのヘッジ売り

本日のBTC相場は、下値を固める展開を予想する。金曜日に申し上げた通り週末は「安値余地を探りつつ、下値を固める展開」となった。やはり今回の下落相場を主導したABCとSVとの対立に終止符が打たれるか否かが大きな焦点となっている。従って、本来売り材料となるSVの2重払いに最終的に買いで反応したものと考える。一方で、この下落相場で中国のマイナーがヘッジ売りを加速させていると報道された。為替で言うリーズ・アンド・ラグスに似た、実需筋の合理的な行動が市場の振幅を増幅する動きと考える。市場が逆回転し始めると買戻しに転じるので注意が必要だ。

FXcoin Daily Report 2018.12.10.pdf

 

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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