2018.08.13【一時67万円を割り込むも、底堅さも見せる】

2018-08-13 08:20[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨



Review

70万円を挟んで乱高下

週末のBTC相場は下値を探る展開、6月末以来となる66万円台を付けた。金曜日にCBOEのETF承認延期による急落の半値となる73万円台まで値を戻していたが、ルネッサンス・マクロ・リサーチの有名テクニカルアナリスト・ジェフ・デグラーフ氏が年初来安値のサポートを割るとゲームオーバーだと述べたことなどが伝わると上値が重くなり、金融庁が検査・モニタリングの中間取りまとめを発表すると更に値を下げた。その後、日経電子版で交換所の新規登録審査が開始されるとの報に値を戻すが上値の重さを確認すると軟調に転じ、土曜日の朝方に67万円を割り込んだ。しかし、FBのデビットの・マーカス氏のコインベースの取締役辞任理由が利益相反のためとされると、FBが本格的に仮想通貨交換業に進出かとの思惑が広がり、またBTCのドミナンツ(仮想通貨全体の時価総額に対する占有率)が50%を超えると、アルトコインが軟調な中、BTCは72万円台まで値を戻した。

Outlook

波高きは天底近しか

本日のBTC相場は底値を固める展開を予想する。木曜日に値を戻したBTC相場だが、CBOEのETF延期による下落の半値戻しでレジストされ安値を更新、まだ大底を迎えたとは言えない状況。しかし、週末の乱高下に関しては波高きは天底近しという格言もあり、少なくとも一方的に悲観的な状況からは脱しつつあるか。BTCのドミナンツ50%超えについては、様々な見方があるが、少なくとも50%がBTCのレジスタンスとなる状況は避けられた模様。トルコの金融危機により同国での取引が急増しているとの報もあり、こうした状況もサポートとなろう。

FXcoin Daily Report 0813.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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