2019.01.09【51%攻撃だった可能性高まる?】

2019-01-09 08:17[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム リップル


通貨 BTC ETH XRP BCH* LTC
価格 434,613 16,435 39.6 17,584 4,294
前日比 +0.0% ▼1.0% ▼0.7% ▼0.2% +3.6%


Review

引続きレンジ取引

昨日のBTC相場は揉み合い推移。年末年始のレンジをブレーク後、小動きを続けていたBTC相場だが、乱高下が懸念されていたBitfinexのメンテを波乱なく通過した安堵感から底値の固く推移。一方でETCの51%攻撃に関し運営側はマイニング機器メーカーLinzhiのテストの影響としたが、米Coinbaseなどは攻撃の可能性を指摘し、入出金を停止する交換所が相次いだこともあり上値を重くした。金融庁が仮想通貨ETF承認を検討との報道に関しても、コインポストの取材に対し自主規制団体の奥山会長は初めて聞いた話とし検討の可能性はあるが実現にはハードルが高いとしている。市場は方向感が掴めない中、マイニング機器大手CanaanのNYでのIPO検討のニュースで44万円台を付けるも、前述のLinzhiが運営側の主張を否定したこともあり値を戻している。

Outlook

51%攻撃だった可能性高まる

本日のBTC相場は引き続き上値の重い展開か。運営側に原因として指摘されたLinzhiはETHコミュニティーがASICに不利な変更を計画している事に対するコメントの中で、ETCの混乱に関して根拠がないとした。この結果、やはり今回の混乱は51%攻撃だった可能性が高まっている。また本邦の仮想通貨ETFに関しても、予め金商法の整備を行っておく趣旨で、法改正が具体化すれば確かに第一歩であると言えそうだが、アメリカでいうところのSECの承認とは程遠い議論である模様。ポジションもロング気味であり、若干の調整売りが見られるか。

FXcoin Daily Report 2019.01.09.pdf

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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