2019.01.10【やはり誤報だった金融庁のETF検討】

2019-01-10 08:11[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH* LTC
価格 431,622 16,253 39.7 17,267 4,248
前日比 ▼0.7% ▼0.4% +1.2% ▼1.2% ▼0.5%

Review

ETF検討を否定

昨日のBTC相場は揉み合い推移、43万円台での取引に終始した。マイニング機器大手CanaanのIPO検討報道もあり44万円台に乗せていたが、Huobi JapanのXRP取引開始の延期やETCでの51%攻撃の可能性が現実味を帯びたこともあり43万円台へ下落。リップル社から同社ネット参加者の増加とうち銀行を含む5社がxRapidを検討しているとの報に底堅く推移。欧州銀行当局の規制強化の報に若干値を崩すが、大口取引が多いOTCで買いが優勢との報に値を戻す展開。Cointelegraphの取材で金融庁のETF検討報道が否定されると再び、下落。米与野党協議の決裂で政府閉鎖が長期化するとBakktの承認や更には2月に控えたCBOE分とされるVanEckのETF承認可否判断にも影響を与えるとの見方もあり上値を押さえられている。

Outlook

まだ上値は重いか

本日のBTC相場は引き続き上値の重い展開か。昨日はトピックで申し上げた通り、先日のETF承認検討報道はやや違和感があり、記事が出た際も市場は反応薄だったが否定されても影響は限定的だった。ただ、そこでも申し上げた通り、利用者保護の観点からとはいえ金商法対象となるのであれば、ETF実現へ向けて一歩前進と言える。51%問題に注目が集まっているが、BTCへの影響は限定的だろう。米政府閉鎖もいずれは解除される。ロングの増加でまだ上値は重かろうが、ポジション調整が一巡すれば相場は回復に転じる可能性が高いと見ている。

FXcoin Daily Report 2019.01.10.pdf


 

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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