マトリクス投資法によるテクニカル分析

2019-01-25 18:01[ 大西知生

大西知生のテクニカル分析 仮想通貨 暗号資産 テクニカル分析

テクニカル分析では「移動平均線は買いシグナルだけど一目均衡表は売りシグナル」などという、矛盾するシグナルが出ることがよくあります。また、同じ買いシグナルだけれども強いシグナルと弱いシグナルとでは、最終判断においてそれらを考慮すべきです。

そこで紹介するのがマトリクス投資法です。この手法は売買の判断において、できるだけ客観的な判断をめざすことを目的としています。

マトリクス投資法ではいくつかのテクニカル分析ツールを用いてそれぞれを分析し、スコアリングを行い客観的かつ総合的に判断しポジションを取るため、投資における迷いを少なくすることができます。迷いの少ない投資は後悔の少ない資産運用につながります。

ここでは以下の5つのテクニカル分析手法においてマトリクス投資法によるビットコイン相場予測を試みます。すべての分析は日足チャートを用いており向こう1カ月の予測となります。

  1.    パターンフォーメーション
  2.    移動平均線
  3.    一目均衡表
  4.    ボリンジャーバンド
  5.    RSI

【個別ツールごとの分析】

1. パターンフォーメーション



長く続いていた”60万円台のサポート”が下方ブレイクされた状態が続いており、上値が重い状態が続いている。昨年12月以降「三角持ち合い」を形成しているが、総じて上値が切り下がってきており、下方リスクが高い

2.移動平均線



「デッドクロス」を示現したままの状態であるため、下値不安が払しょくできずにいる。

3.一目均衡表




相場の方向性を示す「基準線」が水平であるため方向感がない。「雲」がレジスタンスとしてよく機能しているため40万円に乗せたところでは上値が重くなりやすい。

4.ボリンジャーバンド




緩やかながらバンド幅が拡大傾向を示しており下値を模索していることを示唆している。引き続き売られやすい。

5.RSI




43.9で中立水準。ダイバージェンスなどの方向性を示すシグナルもでていない。

【まとめ】







大西知生 (おおにしともお)

FXcoin株式会社 代表取締役社長

慶應義塾⼤学経済学部  東京銀⾏(本部、フランクフルト支店)、ドレスナー銀⾏、JP モルガン銀⾏、モルガンスタンレー証券、ドイツ銀⾏グループを経て、2018 年1 ⽉より現職。2017 年まで東京外国為替市場委員会副議⻑、同Code of Conduct ⼩委員会委員⻑。 「J-MONEY」誌において2017 年テクニカル分析ディーラー・ランキング第1 位。 著書に「FX 取引の王道 − 外貨資産運⽤のセオリー」(⽇本経済出版社) 経済学博士

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