2019.2.7【英閣僚、EU離脱延期を協議】

2019-02-07 08:13[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC XRP ETH BCH* LTC
価格 368,450 32.0 11,491 12,746 3,601
前日比 ▼1.8% ▼2.8% ▼2.7% ▼1.5% ▼4.3%

 

Review

買い材料が後退

昨日のBTC相場は軟調な展開。2月15日以降の政府閉鎖の有無の手がかりを得るべく、一般教書演説待ちで小幅な値動きを続けていたが、Bloombergなどから非常事態宣言で壁費用を捻出する代わりに与野党対立が深刻化するという事態が避けられたとの見方もあり底堅く堅調に推移した。しかし、英テレグラフ紙で閣僚が離脱期限を3月29日から5月24日への延期を協議していると伝わると、先延ばしとはいえ合意なき離脱は避けられ逃避需要が減るとの見方もあり値を下げる展開。その後、一般教書演説の内容が伝わると、大統領側に壁建設で妥協する姿勢が見られないことを悲観し急落、今年の年初来を更新した。この水準からは若干反発も見られたが、インド情報技術相のBTCに否定的な発言もあり上値を重くしている。

Outlook

昨年の安値トライか

本日のBTC相場は、上値の重い展開を予想する。昨日のトピックで申し上げた通り、トランプ大統領は壁建設では妥協せず、民主党議員の意見を吸い上げる形で造反を待つ構えか。そうすると、暫定期限である2月15日に向けて緊張感も高まり、仮想通貨相場の上値を重くしよう。メイ首相は期限延長に反対と伝えられるが、合意なき離脱を避けるためには現実的な選択か。弊社は売り材料が無いことを底堅さの一因としてきたが、ここに来て買い材料も後退した形。市場は一旦、下値余地を探る展開か。但し、昨年の安値はサポートされると考えている。

FXcoin Daily Report 2019.02.07.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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