2019.2.27【JPMコインを消費者に】

2019-02-27 08:28[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP LTC BCH*
価格 419,595 15,199 35.3 5,017 14,794
前日比 ▼1.0% ▼1.5% ▼2.8% ▼1.9% ▼2.2%



Review

方向感失う

昨日のBTC相場は揉み合い推移。週末の乱高下の後、反発するも半値戻しの水準で押し返されると、その後は手掛かり難で小動きを続けた。メイ首相の離脱案採決延期で再び合意なき離脱への懸念が高まっていたが、Bloombergが同首相が離脱期限延期を検討、その後、自らの離脱案の採決後、合意なき離脱案を議会に採決させるという奇策を提示、合意なき離脱はほぼ回避できるという見方もあり仮想通貨の逃避買いへの期待は空振りに終わる。bitFlyerの証拠金倍率引き下げが話題を呼んだが、これも自主規制ルール上、分かっていた話で市場は冷静に受け止めた模様。ダイモンCEOが投資家向け説明会でJPMコインを消費者に拡大すると述べたが、海外送金でこそ有用なステーブルコインを国内決済で使用するメリットが不明で市場の反応は限定的だった。

Outlook

逃避買い期待は後退

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。Bloombergによれば、英離脱関連のメイ首相が描くスケジュールは12日までに議会は首相の離脱案を採決。これが否決された場合、13日までに議会は合意なきEU離脱の是非を採決、これが否決されれば離脱を短期間延期する案を採決するというもの。これを受け、市場は合意なき離脱のリスクは当面後退したと判断した模様。この大きな材料に目途がたった結果、仮想通貨もやや方向感を失ったか。ただ、インフラ整備や規制の議論、実用面での進展も徐々にではあるが進展しており、底堅い推移が続こう。

FXcoin Daily Report 2019.02.27.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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