2019.3.1【XRP上場したコインベースにシンガポールGICが出資】

2019-03-01 08:18[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム リップル

通貨 BTC ETH XRP LTC BCH*
価格 423,542 15,285 35.3 5,195 14,779
前日比 +2.1% +3.0% +1.9% +4.0% +1.1%



Review

アップデートは無事完了

昨日のBTC相場はETHのアップデートを控え、上下に乱高下する局面も見られたが、総じて堅調な推移となった。硬軟材料が交錯する中、合意なき離脱と仮想通貨への逃避買いの期待は後退。そのせいもあってかBTCは42万円台から急落を見せるが、直ちに切り返し底値の堅さを印象付けた。その後は交換所関係のニュースが続き、中でもシンガポールの外貨準備を運用するGICが昨年Coinbaseに出資していたと伝わり、若干の買い材料となった。BitMEXの規約改定で日本が排除されないということも安心材料になったのか。そのCoinbaseは大口投資家向けに開始したXRP取引を一般小口投資家にも開放、XRPは底堅さを見せた。イーサリアムのアップデートは日本時間午前4時50分頃完了、チェーンが分岐するなど問題は発生していない模様。

Outlook

納税シーズン到来

本日のBTC相場は底堅いが上値の重い展開を予想する。いよいよ3月に入ったが、規制の整備や機関投資家の参入にはまだ時間がかかり、また政府閉鎖や英合意なき離脱など大きなテーマを失い、手がかり難となってしまった。しばらくは需給に振らされ易い展開が続こう。各国で確定申告シーズンとなる3月はここ5年連続でBTCは下落している。昨年の相場低迷で納税売り圧力は限定的と考えるが、当初はそうしたアノマリーが上値を重くすると考える。

FXcoin Daily Report 2019.03.01.pdf



松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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