2019.3.5【テザー、トロンベースの新バージョン】

2019-03-05 08:14[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム


通貨 BTC ETH XRP LTC BCH*
価格 413,420 14,231 34.0 5,171 13,975
前日比 ▼2.5% ▼4.2% ▼2.6% ▼4.2% ▼5.0%


Review

ETH主導の下げ

昨日のBTC相場は下落。42万円台で上値の重い推移を続けていたが、ETHの下落もありじりじりと値を下げるも41万円台では底堅さを見せた。手数料値上げを嫌気してかVISA受入を停止する米スーパーSmith’sがライトニングネットワークに興味を示すなど好材料もあったが、加Quadrigaがやはり資産が残っていないとの疑惑やCoinbaseのニュートリノ買収に関し利用者と諍いが生じている事などを嫌気して上値の重い展開を見せていた。そうした中、1日のアップデートを終えたETHのSell on the Fact的な売りが本格化するとBTCも41万円台へ値を崩した。しかし、テザーがTRONベースの新バージョンを近日発表すると伝わるとTRONが反発、BTCも下げ止まりを見せた。今朝方、CoinpostがLGOグループが機関投資家向け交換所の開始を報じている。


Outlook

今年の納税売りは限定的か

本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。ETHのアップデートに絡む買いには、PoSに向け一歩前進した事とマイニング報酬が2/3に減額された事という2つの買い要因があった。後者に関しては減額前に上昇し、その後、しばらく横ばい推移する傾向があり、しばらくは上値が重い展開が続こう。しかし、マイナーによる売り圧力が軽減するのも事実で下値余地は限定的だ。納税シーズン入りでBTCも上値が重いが、冷静になれば今年の納税売りは限定的で40万円近辺はサポートされると考えている。

FXcoin Daily Report 2019.03.05.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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