2019.4.11【ビットコイン一時60万円付ける。その背景は?】

2019-04-11 08:29[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP LTC BCH*
価格 586,384 19,498 39.1 9,727 33,412
前日比 +1.1% ▼0.8% +0.6% +0.3% +1.0%

 

Review

IEOがきっかけか?

昨日のBTC相場は上に行って来いの展開。3度目のトライで一時60万円に乗せるも反落している。アルトコインへの循環物色が一巡、一昨日はTRONの上昇で59万円台には乗せるも後が続かず、58万円台での取引が続いていたBTC相場だが、中国がマイニングの中止を検討しているとの報道に57万円台まで値を下げる。しかし、本当に中止するかは不透明で、仮に禁止されたとしても、マイニングの中国集中が是正され、またコストの上昇によりBTC価格にプラスとの見方も浮上、57万円台で底堅さを見せた。58万円台に値を戻すとOKexのIEOが1秒で完売、価格も20倍近くまで急騰した事もありBTCは高値を抜け60万円台に乗せるが、NY州がBittrexの免許を却下した事もあり58万円近辺に反落している。

Outlook

中国でのマイニング禁止観測で下がらなかった

本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。昨日のOKexのトークンセールは従来にも増して人気が殺到、BTC60万円到達のきっかけとなったと考えるが、その水準の売り圧力の強さを確認する形となった。少額のIEOがBTC相場を牽引するのには力不足だったか。ただ、今回の急騰の背景には中国のマイニング禁止報道で下げ切らなかった事が挙げられると考える。ただ、本当だとしても流石に短期的には波乱要因で、この材料で60万円台は維持できないだろう。BREXITも6か月延期の方向であり、この60万円は当面の上値となるか。

FXcoin Daily Report 2019.04.11.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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