2019.4.15【朝方の急騰は本物か?BSV排除の動きでBCH上昇?】
2019-04-15 08:30[ 松田康生 ]
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 571,655 | 18,530 | 36.6 | 31,590 | 8,899 |
先週金曜日対比 |
+1.5% | +0.9% | ▼0.4% | +5.4% | +1.6% |
Review
GSトレーディングデスク計画なかった
週末のBTC相場は57万円近辺での揉み合い。全米初のSTO申請が話題となる一方、10日の公聴会でゴールドマンサックスのソロモンCEOが仮想通貨のトレーディングデスクを検討したことは無いとしたこともあり55万円近辺まで値を落としたが、昨年後半の下げ相場を予測したBitMEXのアーサーヘイズCEOが年内1万ドル、数年内に5万ドルとの予想をしたことやBinanceのCEO、CZ氏がBCHから昨年ハードフォークしたBSVの取扱い中止を呼び掛けた事で、BSVが値を下げる一方でBCHが買われるという現象もBTCをサポートしたか。その後、目立った材料も無く57万円近辺で揉み合ったが、Paypal幹部がBTCは1百万ドルに達するという予想を出した事や、BCHの上昇もあり週末のレンジを上抜けると58万円近辺までの上昇を見せている。Outlook
BSV排除の動き
本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。先週末は下値をどこで固めるかに注目したが、意外にも55万円で反発した。ゴールドマンサックスのトレーディングデスクに絡む報道で80万円台から70万円割れまで急落したことを思えば、上記報道で2万円程度しか下押ししなかったのは押し目の強さを感じる。しかし、一方で反発にもあまり理由が無く、またどこまで進むか不明だがBSV排除の動きはBCHにはプラスかもしれないが仮想通貨全体にとっては微妙で、こうした材料での60万円乗せは難しく、上値の重さを確認する事になろう。
FXcoin Daily Report 2019.04.15.pdf
松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda