2019.4.16【Binanceショック~やはり仮想通貨全体にはネガティブ】

2019-04-16 08:30[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン ビットコインキャッシュ


通貨 BTC ETH XRP LTC BCH*
価格 561,980 18,013 35.7 34,534 8,773
前日比 ▼1.7% ▼3.2% ▼2.5% +8.7% ▼2.0%


Review

Binanceショック

昨日のBTC相場は上値トライするも失敗、その後55万円台に失速するなど、上値の重さを確認する展開となった。週末は目立った材料の無い中57万円近辺で揉み合っていたが、BinanceのCEO、CZ氏が口火を切ったBSV排斥運動もありBCH上昇すると58万円近くまで急伸。その後は、期初という事もあってか、楽天ウォレットの口座開設開始、コインチェックのOTCへのETH・XRP追加、ディーカレットの4/16からのサービス開始など本邦交換所関連の明るい話題が続いたがレンジを上抜けさせるには至らなかった。マネーフォワードの参入延期なども影響したか。そうした中、BinanceがBSVの上場廃止を決定、BCHが急騰する一方でBSVは急落、Blockchain Walletもサポート停止を発表するなどBSV排除の動きが広がると、BTC相場も大きく値を下げている。

Outlook

ビッサム親会社への出資

本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。結局、昨日「BSV排除の動きはBCHにはプラスかもしれないが仮想通貨全体にとっては微妙」と申し上げた通りの展開となった。詳しくは別稿に譲りたいが、BSVに問題があったにせよ交換所のCEOの一存で突然、上場廃止となる方が利用者保護上、問題だろう。基準を満たさなくなったとの説明だが、そもそも上場させたことが問題だったか。一方でNY上場が取り沙汰されていたとはいえビッサムの親会社への2億ドルの出資は驚きだ。詳細は不明だが本邦の投資家のマインドが回復しつつある証か。

FXcoin Daily Report 2019.04.16.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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