2019.5.8【イーサリアムの上昇。ビットコインも6000ドルをトライ。】

2019-05-08 08:30[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 645,288 19,207 33.4 31,875 8,354
前日比 +2.8% ▼0.1% ▼0.2% ▼0.5% ▼0.0%


Review

ETH主導

昨日のBTC相場はETHの上昇もあり大きく上昇。昨年後半に長らくサポートだった米ドルで6000ドルの水準をトライするも失敗した形。Bloombergのフィデリティ―が数週間以内に参入、CoindeskのCFTCがETH先物承認に前向きとの報道などもありETH主導で相場は反転。イーサリアム基盤の分散型アプリの取引高が4月に過去最高を記録した事やPoSへの移行であるイーサリアム2.0のテストネットがローンチされた事もありETHが上昇するとBTCも値を上げ66万円台をトライ。NY州判事によるテザー寄りの発言も影響したか。その後は中国のWechatによる仮想通貨取引禁止やNY株の続落もあり反落している。

Outlook

6000ドル抜けは難しい

本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。テザー問題でGW前には56万円台まで急落していたBTC相場だが、Weeklyでご紹介した通り、緩やかだったかは別にしてGW中は上昇、4/27-5/7では6連騰となった。やはり裏付に疑義があってもテザー相場が維持された事が大きいか。また、米グレイスケールが金でなくBTCに投資しようと呼びかけるなど、過度の金融緩和に対する逃避アセットとして認識が高まっている事も背景にあるか。但し、今回の6000ドルトライはETH主導であり、この昨年半年以上効いたサポートを上抜ける材料としては力不足と考える。

FXcoin Daily Report 2019.05.08.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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