なぜビットコインなのか?令和の世に見る正統性の意味。

2019-05-08 22:22[ にく

暗号資産(仮想通貨)小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム

GW前半はハワイアンズと那須ハイランドパークに行き、後半は香港に行って来ました。ハイランドパークのお目当ては2足歩行する恐竜ショーです。登場したのは全長4.5mのラプトルと7mのティラノサウルスの2頭で、勿論、中で操縦している人がいるのですが、これだけの巨体を動かすのですから、様々な動作・姿勢制御機構や外部認識機構、通信機構などを搭載したハイテク着ぐるみで、最後は暴れ出して係員に噛みついたりして大迫力です。この調子で行けばモビルスーツの誕生も夢ではないと確信しました。

香港はディズニーランドやオーシャンパークに子供たちを連れて行くのが主な目的でしたが、小職のお目当ては昨年完成した香港マカオ間の橋を渡る事でした。水上にかかる橋としては世界最長の全長50km(一部海底トンネル)。日本のアクアラインが全長15kmで橋の部分が4km、瀬戸大橋が6本合わせて12kmと言えばいかに壮大かお分かりいただけると思います。

もう一つのお目当てはマカオのコタイ地区です。15年位前に初めて当地を訪れた際はただの砂洲だったのですが、それが今や世界の一大カジノリゾートに成長していました。目当てはカジノではなく、そのホテルです。我が家が泊ったのはその中でもランドマークの一つと言えるベネチアン。カジノがあるおかげで宿泊費が安い。全室スィートで家族4人2万円強。お隣のパリジャンなら1万円台です。その名の通り、ホテルはベネチアそのままで、リアルト橋をくぐった入口はドゥカーレ宮殿を模していて、隣のサンマルコ広場にはおそらくは原寸大の鐘楼も立っています。隣のパリジャンにはエッフェル塔までありますが、こちらは流石に原寸大ではない様です。ホテル内も煌びやかで目もくらむばかり、シャンデリアもベネチアンスタイルです。通常、客室にはカジノを通っていくのですが、子連れの場合は3階のショッピングモールを通っていくことになります。これがベネチアの街並みを再現していて、運河もきちんと通っています。お台場のビーナスフォートの巨大版といった感じです。因みに延べ床面積は98万平米、レイクタウンが39万平米ですから、あの倍以上です。ショーが充実しているのも楽しみの一つで、トーマスのショーとシルク・ド・ソレイユの元監督が演出したザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーターショーというのも圧巻でした。

2足歩行の恐竜を産み出し、モビルスーツ一歩手前の日本の技術は相変わらず凄いのですが、50キロの橋を作り、砂洲の上にベネチアを再現してしまう中華圏の勢いには圧倒されます。上述のウォーターショーも総製作費250百万ドルだそうです。これらの多くは、ほんのこの15年くらいの間に出来たものばかりです。こうした勢いの差はブロックチェーン業界でも感じられ、日本にもいい技術はあるのでしょうが(そもそも、BTCの創始者サトシ・ナカモトは日本人名だし)、香港・シンガポールを含めた中華圏の勢いに押されがちな印象です。ただ、今回はその話がしたかった訳ではありません。

中華圏に行くと勢い、毎食、中華料理になります。もしくは朝食はホテルのビュッフェが中心です。ただ、中華圏のお米はいわゆるタイ米なので子供たちは嫌がります。何日か経つとカップラーメンが食べたいと言い始めます。そこで、成田で買って来た貴重なカップラーメンを与えました。朝ドラでやっていたカップヌードルです。それにしても1種類だけカップラーメンが売っているとなると、大体カップヌードルになります。一方で新発売されるカップ麺は年間1000種類にも及ぶそうです。そうした中で、発売から50年近く、カップ麺の代表としてカップヌードルが君臨しているのには不思議な思いがすると同時に、この状況、BTCとアルトコインの関係に少し似ている気がしませんか?

そこで、こうした定番商品をいくつか考えてみました。ヤクルト、お茶漬け海苔からカッターナイフや蚊取り線香、ゴキブリホイホイから宅急便など数え上げると意外とあるものですが、そうしたロングセラーと言われる商品の多くは、それまで世の中に無かった商品・サービスを産み出したものであることに気づきます。消費者は、その画期的発明を覚えているせいなのか、所詮類似品とは違う何かを感じるのか、オリジナルは生き残っている。これと同じ事が仮想通貨の世界でも当てはまるのかもしれないと考えています。すなわちBTCの魅力は、処理速度でも、容量でも、発展性でも無く、オリジナルであることにあるのではないでしょうか。オリジナルという価値が、どう利用者の心理に作用してロングセラーに繋がっているのかはよく分かりませんが、仮想通貨、デジタルゴールドの価値の裏付けは何もなく、信用だけに支えられているからこそ、オリジナルであることが重要で、同様にスマートコントラクト書き込めるチェーンは無数にあるけれど、イーサリアムもオリジナルであるから意義があるのではないかと考えています。そこが雨後の筍の様に出てくる草コインとの違いなのかと思います。令和の世になって、人間は正統性というものに価値を見出すものなのかもしれません。

今回のマカオのショーを見て、やはり、子供のころに本物を見せておくことは重要だな、といったことを話していたのですが、よく考えたら、今から戻るホテルは壮大な偽物だったことに気づきました。更に、何でもラスベガスに同じ経営の同じホテルがあって、その2号店だったそうです。ただ、本物のベネチアよりリーズナブルで快適でしたが、、、

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

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