2019.5.14【上昇はBakktか?BitfinexのIEOか?】

2019-05-14 08:31[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 889,349 22,105 35.9 43,480 9,856
前日比 +13.6% +7.5% +5.5% +12.1% +5.3%


Review

SEC、IEOは証券法に抵触の恐れ

昨日のBTC相場は再び急上昇。週末に本邦証拠金取引においてサーキットブレーカーが発動するほどのショートスクィーズが発生、現物市場でも86万円を付ける急騰を見せていたが、その後の上昇で高値更新に失敗すると75万円割れまで値を下げていたが、Binanceがハッキングで停止していた入出金の再開を発表した事もあり下げ止まった。その後は70万円台後半でもみ合っていたが、BakktがCFTCにBTC先物開始を申請し数か月以内に取引開始を予定、7月からUATを開始すると発表。またテザーの準備不足分を上回る10億ドルをBitfinexがIEOで調達に成功したと伝わると上昇、米中貿易戦争激化でNY株が大きく下げると週末の高値86万円を上抜け90万円手前まで急騰。しかし、SECのクリプトシーザー・ヴァレリー氏が最近のIEOは証券法に抵触している可能性を指摘した事もあり反落を見せている。

Outlook

4番バスは出たか

本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。このところテザー問題やハッキング騒動といった悪材料にもかかわらず急騰を見せてきたBTC相場だが、昨日はいよいよ好材料が登場した。ただBakktがいずれ開始することは織り込み済みで、その前にカストディーの承認が必要という認識も広がっている。Bitfinexの調達成功には驚かされたが、プライベートセールで詳細は不明。足元ではSEC高官の発言もあり反落しているが、寧ろSell the Factに近い形か。一旦は利食い売りが優勢になると考えている。

FXcoin Daily Report 2019.05.14.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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