2018.9.6【76万円台に急落。GSのニュースが原因か。】

2018-09-06 08:07[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 bitcoin



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 770,134 27,421 32.8 60,605 6,732
前日比 ▼5.7% ▼14.0% ▼11.5% ▼13.2% ▼11.2%

 

Review

ETHが主導

昨日のBTC相場は高値圏からの急落。82万円台で上値を重くすると76万円台まで急落した。値崩れのきっかけとなったのはETHの急落。ICOでETHを調達したDigix社が約150億円分のETHを移動、うち22億円分の売却を参加者の投票で決めた。同じころトレーディングデスクの立ち上げ準備をしていたとされる大手投資銀行のゴールドマンサックス(GS)が計画を棚上げしたとのBusiness Insiderのニュースが伝わるとBTC相場も下げ幅を拡大した。ここのところの上昇相場を支えていた大口のテザーの発行も、逆にBTCの買いなどに使われていたとされる交換所から、逆にテザーが戻されており、そうした利食いの動きもあったとみられる。アルトコインが大きく下落した結果、BTCのドミナンツ(時価総額に占める割合)は55%に達した。

Outlook

規制の議論は避けられない

本日のBTC相場は底値を固める展開を予想する。昨日のBTCは大幅安を見せた。今週は複数の国際会議もあり、投資家の戻りも徐々に行われる為、早すぎる展開に材料がついていかなかった形。大口のテザーが返戻されたことも利食い主導だったことを示唆すると考えており、下げは一時的か。しかし、上記の報道でGSは法規制が明確でない市場でのトレーディングは時期尚早という判断の一方、顧客のニーズのあるカストディー業務注力していくとしており妥当な判断。やはり、もう一段高には今週活発化する規制の議論は避けて通れないと考える。

FXcoin Special Report 2018.09.06.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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