2019.6.3【暗号資産関連法案成立は買いか?G20に向け議論活発化。】

2019-06-03 08:32[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 940,168 29,122 47.9 47,900 12,376
先週金曜日対比
+5.4% +5.9% +4.3% +4.3% +5.7%


Review

暗号資産関連法案成立

週末のBTC相場は反騰、金曜日の急落を7割方回復する展開となった。金曜日に米債金利低下もあり上値トライするも9000米ドルで達成感が出たせいか87万円台まで急落したBTC相場だったが91万円台に反発すると金商法および資金決済法の成立を受け、先行きの不安感もあり若干値を下げた。実際、複数の投げ銭サービスの停止等も聞かれた。しかし、Coincheckが国内交換所では1年以上ぶりの新規通貨取扱開始でMonaCoinが急騰したこともあり反発を見せるとCMEの5月限最終日に向けて買戻しが優勢となる動き。FSBの報告書で各国の規制ギャップを埋めることが推奨され、また共同がG20で追加対策を2021年までに策定するとされると規制の進展を好感してか半値戻しとなる93万円近辺で底堅く推移した。その後、FT紙にSECヘスター委員がETF承認に向け戦うという記事もあり同水準を上抜けると95万円近辺での取引が続いている。

Outlook

思惑通りのFSB報告書

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。先週のWeeklyでLTCから始まった上昇相場は一段落したが、上昇相場の後にはまた上昇相場が到来すると申し上げた。規制強化は一時的に売りとなる場合もあるが、規制が整備されていく事は投資家のすそ野拡大に繋がり長い目で見てプラスだからだ。仮想通貨の場合はG20といった多国間での協調が不可欠となる。そのG20に間に合わせるように関連法案が整備、FSBも各国の規制ギャップを埋めるべきとしており、これは日本の規制を他国に準用していく流れの始まりと考えている。

FXcoin Daily Report 2019.06.03.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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