ビットコインがもし1億円になったら?木更津沖で仮想通貨の未来を考える

2019-06-04 15:27[ にく

暗号資産(仮想通貨)小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

週末は木更津の竜〇城に行って来ました。例の元東京都知事がお正月に会議を行ったホテルです。目的は潮干狩りですが、実は土曜日は千葉でゴルフがあったので、家内と子供たちに先に竜宮城に行って遊んでいてもらって、小職が電車移動をして合流する予定だったのですが、色々あって、小職が千葉から埼玉に戻って、家族を乗せて千葉に戻る、やや変則的な移動経路になりました。ホテルの前がすぐ潮干狩り会場になっていて、戻ってきたらすぐ温泉に入って、プールで遊べるところが良いところです。疲れたら休憩室で休んで、最後はお祭り広場のキッズスペースで遊ばせてと、1日遊べますし、お風呂に入ったりお昼寝したりと親の負担が少ないところが良いところです。

で、潮干狩りですが、実は自分も幼稚園以来でやり方が今一つよく分かりません。一体どこを掘ればいいのか、どこまで掘ればいいのか、経験が無いので分かりません。前の人が掘り起こしたところはダメだろうと人気の少ないところで頑張ってみるのですが、殆ど取れません。周りには袋一杯の貝を持っている人がいるのに、こちらは3つや4つ。これでは子供たちに威厳が保てません。見よう見まねで四つん這いになって必死の掘りまくるのですが、何か違う気がします。ワンピースで来た家内はやる気がないし、下の子は帰りたいと泣きだします。家族を帰してひとり頑張ったのですが、20個がせいぜいでした。後からネットで調べると、こういう有料の潮干狩り場は事前に貝を巻いている事が多いので、係のおじさんに予め聞いて置く事がコツだそうです。そりゃ、これだけの人が毎週来ているのに、貝が残っている方が不思議です。

我が家は上が4歳の男の子で、下が2歳の女の子ですが、こうして遠出をしていると、それぞれの違いという新たな発見があります。例えば、鶏のから揚げなど同じものばかり好み、食が細めの長男に対し、長女は食に貪欲で我々が食べているものを何でも欲しがるのですが、中でもカニが大好物です。今回もから揚げが品切れと聞いて泣き出す長男に対し、長女は比較的ものごとに動じないタイプです。因みに係の人に頼んで特別に揚げてもらいました。この子たちの将来を考えると、2人の性格が逆だったらと思う時もあるのですが、潮干狩り会場では、足が汚れたといって嫌がる長女に対し、長男は嬉々として貝を探します。よその人のかごの周りに落ちている貝を拾ってくるというワイルドな行動にまで出ます。急いで止めさせはしましたが、朝ドラ風に言えば、息子よ、将来、世知辛い世の中を渡っていくのに、そのガッツが必要になる時もあろう、という感じでしょうか。将来が楽しみでもあり、心配な我が家の子供たちです。

将来が有望視されているブロックチェーン技術ですが、ことBTCの将来に関しては心配事が無い訳ではありません。先日、暗号通貨vs国家で有名な慶応大学の坂井教授の講演で、マイナー報酬の減少はゲームチェンジャーだといったお話がありました。マイニング報酬が減れば、各送金者が設定する送金手数料の多寡による選別が重要になってくるというものです。これはスケーラビリティーとも関係していて、まだ1ブロックに対するトランザクション数に余裕があれば、少額の手数料のトランザクションでも何も考えずブロックに入れてしまうでしょうが、これが溢れてくれば選別が始まり、ブロックに入れてもらえずいつまでたっても承認されないトランザクションが増えるでしょう。いわゆる承認の遅延です。

一方で、それ故、報酬が半減していけば、マイニングコストを賄えるようにBTC価格が上昇するという考え方もある様です。弊社はマイニングコストが価格を決めるのではなく、それは価格の結果だという考え方で、現に昨年10月にハッシュレートが過去最大になった後、ハッシュレートに合わせて価格が上昇するのではなく、価格に合わせてハッシュレートが低下したと考えていますがが、他方で半減期はマイナーの売り圧力が半減するので価格上昇要因だという事には同意します。まあ、経済学で言う、需要が価格を決めるのか、供給が決めるのかという議論に似ていますね。マーケット出身者としては、そんなの市場の需給で決定するのに決まっていると短絡的に考えてしまうところです。

「ヘッジファンドの錬金術」の著者として知られる投資家ジェームス・アルタッカー氏は世界に流通する紙幣が仮想通貨に置き換わったとしてBTC価格が百万ドルに達すると予想している。同じく投資家ティム・ドレイパー氏は2022年までに25万ドルに達するとしている。しかし、今のまま、例えば価格が100倍になれば競争原理が働いてマイニングコストも100倍近くになる訳ですよね。BTCが100万円なら1ブロック当たりの報酬12.5BTCは12.5百万円ですが、これが100倍になれば12.5億円ですから、コストを100倍にしてもいい訳です。しかし、今でも世界の電気使用量の0.2%を消費しているマイニングが100倍の規模になれば20%を消費することになる訳です。そんなことが国際社会で通用するとは到底思えません。25倍の5%でも許容されないでしょう。この水準がどのくらいかというと、今の消費量はニュージーランドと同じくらいですが、25倍で日本、100倍ならほぼ中国の消費電力です。そうなる前に国際社会の規制が入ることは明らかでしょう。

そういう将来があり得ないならば、あるとすれば半減期に合わせて価格が上昇していく感じでしょうか。もしくは電力消費量が低く、物凄く価格が高いスーパーマシーンが登場するパターンもあり得ると思いますが、ある程度そういう方向に向かうとしても、電力消費を一定で価格を100倍にしようとすると、スーパーマイニングマシーンの価格が100倍で100分の1の電力消費量だったらとかSFの世界の話になってしまいそうです。どのくらいのペースかというと、価格が100倍になっても電力消費が増えない為にはマイニング報酬が100分の1になる必要がある訳ですから、あと半減期を7回、1回目は2020年ですから2044年頃であれば大丈夫というイメージでしょうか。マシーンの性能向上により、もう少し前倒しも可能でしょうが、2022年でとてもは地球環境が持ちません。

結局、2年後や5年後のBTCには非常に強気なのですが、30年後、50年後を考えると、このシステムって持つのかなと将来に不安が過ります。一方で、それだけ時間があれば技術が問題を解決してくれるという楽観的な考え方も出来るかもしれません。30年前にはオフィスにPCなど存在しませんでしたし、携帯電話も3キロしていました(正確には900グラムタイプが1987年に登場したようですが、一般の人が目にすることは稀でした)。30年後には量子コンピューターが実用化されて、こうした問題を解決しているのかもしれません。

因みに、捕まえたアサリは洗ってから海水に浸して砂抜きをします。家に帰ってみると、アサリの中から体の一部がニョロニョロ出て来ています。これを見て、子供たちは大喜びですが、家内は、可哀そう、食べれない、家で飼おう等と突拍子も無い事を言い始めます。仕方が無いので、小職が調理をしてアサリラーメンにしたのですが、強硬に可哀そうと言っていた家内が一番おいしそうに食べていました。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

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