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2019.6.5【パウェル発言で米株急騰。それでもビットコインは強いのか?】

2019-06-05 08:30[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 821,849 25,675 42.5 40,330 10,877
前日比 ▼10.2% ▼8.9% ▼11.1% ▼12.7% ▼9.7%


Review

パウェル発言で米株急騰

昨日のBTC相場は大幅下落。週末に乱高下を見せた後、95万円台までの反発を見せるも目立った材料が無い中、上値を重くしていたBTC相場だが、レバレッジ倍率100倍、追加証拠金無しの証拠金取引の世界最大手BitMEXのメンテナンスを日本時間10時に実施する1時間半前頃からポジション調整の売りもあり急落。先週の安値87万円でいったん反発するも続かず、84万円台まで暴落を見せた。お昼頃に同社のメンテが終えるもその87万円近辺で上値を重くすると、ふたたび84万円台へ反落、しばらく84-87万円のレンジで揉み合った。メンテを終えても相場が反発しなかった事や今回の売りが大口の仕掛けだったとの噂も上値を重くしたか。その後、オランダの交換所の破産やSECが2017年にICOを行ったKIKを訴えた事もあり84万円を下回ると80万円まで値を下げている。パウェルFRB議長が利下げを示唆、米株が急騰、米債金利も反発した事も影響したか。

Outlook

老後資金に2000万円?

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。昨日は下値固めに失敗、特に先週の安値87万円は5月17日の73万円と31日の99万円の半値押しとなる重要なレベルでテクニカル的にはやや弱い。昨日のパウェル発言は緩和期待による米株反発を招き、こうした逃避需要も一服しそうだ。ただ、こうした外部要因に振らされるのは手掛かりが少ないからだが、ここからはG20に向け高官の発言などが続き材料に事欠かなくなる。金融庁の高齢化社会に向けた資産形成の勧めも追い風だ。Bitfinexのロング超過も解消、ポジション調整は一巡したと見る。

FXcoin Daily Report 2019.06.05.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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