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ハッキングされてもXRPを書換えすべきでないと考える理由

2019-06-10 20:14[ にく

仮想通貨小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン ビットコインキャッシュ リップル

週末に4歳の息子の自転車を買いました。補助輪付きです。3輪車のペダルがうまく漕げなかった息子の愛車はずっと足で蹴って走る3輪バイクだったのですが、先週訪れた木更津のキッズスペースで同じくらいの年齢の子がすいすい漕いでいるのを見て一念発起、何度かチャレンジして漕げるようになりました。それならば、と土曜日に代々木公園に連れて行き、練習させたところ、最初は漕ぎ出しがうまくできず苦労していましたが、徐々にコツを掴んできました。感心したのは、息子と同じくらいの外国人の父親と日本人の母親の男の子も練習していたのですが、他の子と軽い接触をして転倒したのですが、周りの助けを断って、自分で立ち上がる様に促した事です。確かに、中型2輪の教習で最初に教わるのは倒れたバイクの引き起こしで、次は8の字の取り回しです。この2つが出来るまではバイクに跨がせては貰えません。

実は、当初は森林公園に行くつもりだったのですが、念のために土曜の朝電話で問い合わせてみると国立の同公園は補助輪付きの自転車はNGということで、急遽、ネットで調べて代々木公園に辿り着いたのですが、同公園は小職が幼稚園の年長の時に初めて補助輪無しの自転車に乗れた思い出の公園だったのです。当時、父の社宅があった代官山から徒歩で代々木公園まで連れていかれ、初めての練習で何故か乗れてしまいました。確か、その当時、小6の兄が当時流行っていたリトラクタブルライト付きの自転車を買って貰って、それに合わせて父も自分用の自転車を購入、末っ子の小職も一緒にサイクリングに行けるようにと練習させられていたのかもしれません。長男には、年長になったら補助輪を外そうと約束して、取り敢えず補助輪付きの16インチの自転車を購入しました。

翌日は鳩ケ谷の住宅公園でリュウソウジャーショーを見て、近くの公園に行って、また練習します。補助輪付きといえども一応自転車、大人の足でもついて行けません。息子は公文に自転車で行くことを楽しみにしている様です。そうすると、連れて行く家内にも自転車が必要となります。娘も連れて行く必要があるので、最近流行りの大きな子供用のいすが付いたアシスト付き自転車が良いだろうと、息子の自転車と一緒に見に行きました。ところが、これが結構なお値段で安くても10万円以上、3輪タイプなら20万円近くするようで、即断は難しい状況です。家内はネットで中古を探そうといい出します。すると5万円以下で都内に出物があって、翌日取りに行こうかという相談をしていました。しかし、色々と調べて見ると、その中古は2013年製で、ネットで見ると5年使ったバッテリーの交換に3万8千円かかったという話を目にして、ちょっと待てと。5年以上前の消耗部品のある電化製品を定価の半額程度で買うのは危険だと考え直していたら、雨が降ってきます。そうなると近くでないと引き取りに行けないと考え近くの自転車屋に行くと、そこでは電動アシストを扱っていませんでした。でも、次に公文に行く火曜日は雨なので、どうせ自転車ではいけないからとネットで調べると大手メーカーでない自転車が半額近くで売っているのを発見。しかし、ママ友軍団で一人大手メーカーで無いと肩身の狭い思いをするかと思い直している間に火曜日の天気予想が晴れに替わり始めました。結局、電動アシスト自転車を巡り、右往左往している間に時間だけが過ぎて行ってしまったというお話でした。

仮想通貨業界でもこうした対応に右往左往することを目にします。代表的な例はハッキング事件などです。直近では6月7日にウォレット業者から10億円相当のXRPが流出したことが発表されましたが、実際に被害に遭ったのは5月末だった模様です。5月にはバイナンスがハッキング被害にあった際にはCEOのCZ氏の素早い対応が称賛され、むしろ相場が上昇した事もありました。この時に問題になったのがビットコインコアの開発者からバイナンスにロールバック、ブロックチェーンの書換えが提案された事です、幸い、被害額はバイナンスが積み立てていた基金によりカバーされる事もありCZ氏はその提案を拒否しました。一方、XRPのハッキングの際にも、一部でそうした期待感も出た様に聞きます。すなわち、非中央集権のBTCなどはともかく、非中央集権か議論はあるが「信頼される認証済み法人バリデーター(検証者)が取引についての投票を行い、80%以上の合意が得られた取引については承認を行う(JVCEA HPより)」XRPに関しては不正取引があれば、それを正してくれるのでは無いかという期待感も全く無かった訳ではないのではないでしょうか。

ただ、幸いなことに、現時点でそうした動きは確認されないし、そうした事態は発生しないと考えています。証券問題を抱えるXRPに対するリップル社の主張は、バリデータの多くは既にリップル社関連から手を離れており、既に非中央集権的な通貨となっている。その証拠に、リップル社が無くなってもXRPは存続するとしています。それなのに、問題が発生するたびにリップル社が登場することは、非中央集権化したという主張と矛盾しかねず、あり得ないと考えています。そもそも、ブロックチェーン(XRPの場合はRipple Consensus Ledgerですが)がブロックチェーンたる所以は書き換えができない事であり、それを一部の運営側がコントロールすることはあり得ない、信用を失いかねないと考えています。ビットコインコアの提案にバイナンスが乗らなかった事で胸をなでおろしたのはそれ故です。BCH陣営の主張ではありませんが、BTC開発を握っているビットコインコアといえども、チェーンを勝手に換える提案などあり得ないと考えています。一方で、BCHが5月のハードフォーク時に大手マイニングプールが協力して51%攻撃で不正を正したとの報道がありましたが、こうした行為は信用を毀損しかねないと考ています。仮想通貨の価値の源泉は書換えされないという信用にあると考えるからです。

因みに、息子の公文の宿題を巡って、かなりきつめの発言をして、我が家は大変な状況になり後悔しています。あの発言がロールバックできれば、と思ったりするのですが、ディールと同じでDone is Doneですね。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

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