2019.6.12【G20声明再評価。人民元動向に注目か。】

2019-06-12 08:32[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 862,564 26,814 43.0 14,822 42,528
前日比 +0.2% +0.8% ▼0.1% +8.3% ▼0.1%


Review

人民元安一服で上値重い

昨日のBTC相場は上値の重い展開。しかし下がったところでは押し目買いが入り、底値の堅さも見せている。週末のG20閉幕後、急落を見せていたBTC相場だが、ジョージタウン大学の松尾教授が言語の定義から始めたFSBの作業を評価するなど声明自体を再評価する声や人民元安の再開などもあり87万円台に急騰したが、昨日の基準値が人民元高方向に設定されたこともあり上値を重くした。麻生大臣が老後に2千万円資金が必要とする「高齢社会における資産形成・管理」報告書を正式な報告として受け取らないと事実上の撤回を表明した事や、昨年、大型のICOで話題となったテレグラムのトークン、グラムをLiquidが独占販売するという報道に対して、Cointelegraph等から関係者の異論が伝わるなど若干の混乱を期した事も影響したか84万円近辺まで反落、VISAがハイパーレッジャー陣営と組んで国際送金分野に進出するとの報もあり若干値を戻している。

Outlook

引続き人民元動向に注目

本日のBTC相場は底堅いが動意の薄い展開を予想する。一昨日G20声明の再評価も出るかと申し上げたが、やはり声明文で下がった分は戻された。易鋼中国人民銀行総裁の人民元容認発言やムニューシン米財務長官のけん制発言など人民元安の行方が注目を集めている。仮想通貨市場でも人民元安は中国国内から見ればBTC上昇要因であるからだ。老後2千万円報告書の事実上の撤回は、投資が推奨されていたのと見方や、また若者が多い仮想通貨市場では評価する声もあっただけに若干の売りとなったか。G20を終え、材料難でもあり、動意が薄い展開か。

FXcoin Daily Report 2019.06.12.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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