2019.6.27【ビットコインの急騰と急落。それぞれの背景。】

2019-06-27 08:35[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,307,810 35,223 49.7 50,445 13,898
前日比 +6.7% +5.0% ▼0.9% ▼1.1% ▼3.6%


Review

LedgerXで買い始まる

昨日のBTC相場は激しく上昇するも朝方急落。120万円から149万円を経て130万円に戻す荒っぽい展開となった。120万円手前で上値を重くしていたBTC相場だが金価格上昇や逃避買いもあり120万円を上抜けた。一旦値を下げるもCFTCがLedgerXにBakktが申請中の現物渡しのBTC先物取引を承認したことで上昇に転じると、人民元が小安く始まり、また香港でデモ隊が日米領事館にG20の議題にする嘆願書を渡した事も逃避買いを誘発した。更に時価総額に占めるBTCの割合(ドミナンツ)が5月の高値61%を抜けると買いが買いを呼ぶ展開となり、BTCが独歩高となった。FSBがG20にリブラへの警鐘を鳴らしたとの日経報道やBitfinexのメンテを前に上昇が一服するも、混乱なくメンテが終えると更に上昇、150万円トライ。しかし、これに失敗するとCoinbaseのアクセス障害やCoinpostによればETF承認のデマが流れていた事なども嫌気され大きく反落している。

Outlook

完全には終わっていないか

本日のBTC相場は落ち着きどころを探る展開を予想する。昨日申し上げた通り、マーケットはオーバーシュートして反落を見せたが、まさか1日で150万円近くまで急騰するとは驚かされた。LedgerXの承認はCFTCの監視が現物市場に及ぶ大きな第一歩だが、直ちに機関投資家の買いが入る訳でなく、期待先行で買ったポジションはそのうち売りに回る。ただ、昨日のBitfinexのメンテでショートカバーが発生せず、まだポジションはショート優勢であることから、まだ強気相場が完全に終わったわけではないと考えている。

FXcoin Daily Report 2019.06.27.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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