2019.7.3【ビットコイン、1万ドル割れ後、反発。ここはどう見る?】

2019-07-03 08:37[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,154,852 31,221 42.8 12,722 43,312
前日比 +0.8% ▼0.1% ▼0.8% ▼1.6% ▼1.9%



Review

1万ドル割れ

昨日のBTC相場は下に行って来いの展開。それまでの軟調な流れを受け一時1万ドルを割り込んだが、その後反発を見せている。米中貿易戦争の一時停止や過激化する香港デモが鎮圧に向かったこともあり120万円台から値を下げたBTC相場だが、米ドルで1万ドルの水準で下げ渋る展開。FBのNY州でのライセンス申請やErisXが現物受け渡し先物取引に向けて清算機関ライセンスをCFTCから得たとの報に値を戻した。しかしアジア株、特に香港株の上昇もあり上値を重くすると3度目のトライで1万ドル割れを達成する。しかしBinanceが先物取引プラットフォームを発表もあり下げ止まると、国内大手交換所が新規口座開設再開との報に110万円に反発した。しかし日経が今回の反落の背景をテザー疑惑と報じると再び1万ドルを割り、日本円で105万円まで値を下げたが、Bitfinexがテザー社に1億ドルの返済を行ったとの報もあり大きく反発している。

Outlook

「テザー疑惑」をどう見るか?

本日のBTC相場も引き続き上値の重い展開を予想する。日経のテザー報道は意外感があった。確かにテザーの発行残が頭打ちとなり今回の反落が始まった。テザーの発行増に対し米調査会社メサールは背景に中国本土の買いを指摘している。すなわち、テザーを使ってBitfinexがBTC価格の動向を左右していると考えるのか、中国からの買いが細ったから反落したと捉えるか、相場に対する考え方の違いで、後者を採る弊社はもう少し下を見ている。一方、国内最大手交換所の口座開設再開やハッシュレートの最高値更新など好材料もあり、底値は近いか。

FXcoin Daily Report 2019.07.03.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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