2019.7.5【ビットコインは反落したが、まだ上を見ている理由。】

2019-07-05 08:32[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,256,815 31,587 42.6 13,310 44,740
前日比 +2.7% ▼0.9% ▼1.5% +3.2% ▼0.1%


Review

今朝方急落

昨日のBTC相場は上に行って来いの展開。150万円から105万円の半値戻し127.5万円の手前125万円の水準で上値を重くしていたが、これを上抜けるとレジスタンスがサポートとなったが、今朝方割り込んだ形。米10年債がクリアに2%を割ったこともあり110万円台に値をもどしていたBTC相場だが、トランプ大統領のドル売り介入示唆もあり120万円台まで反発していた。しかし、その水準では英個人向けデリバ商品規制やリブラ中止要請に対し、BTCサイドチェーンでのアトミックスワップや世界初のBTC建て起債など硬軟材料が交錯したが、香港のデモ隊の過激化と鎮圧は警察の自作自演という見方が拡散、125万円を上抜けると130万円を伺う動きとなった。しかし、目立った材料がない中上値を重くしていたが、独10年債が-0.4%を割り込み政策金利まで下回ると若干値を戻した。祭日だった米州時間は動意がなかったが、日本時間に入り125万円を割ると値を下げている。

Outlook

反落は米国市場が閉まっていたから?

本日のBTC相場は底堅い値動きを予想する。今回の反発のきっかけとして、米10年債の2%割れとトランプ大統領のドル安誘導コメントがある。万年経常赤字国アメリカは常に不足分を海外から資本流入で賄っているが、通常はその借主である大統領はドル安、すなわち損をさせるからお金を貸してほしいとは言わない。米国へ投資している人ならば、資金をどこかに逃避させたいと考えるのが自然だ。今朝方の反落はアジア勢のテクニカルな売りと考えるが、雇用統計の結果、今月末の利下げが確実視されるようなら、もう一段の上値追いもありうるか。

FXcoin Daily Report 2019.07.05.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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