2019.7.8【ビットコインは揉みあいか、今週の注目材料は?】

2019-07-08 08:38[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,245,343 33,281 43.1 12,959 44,459
先週金曜日対比
▼0.9% +5.4% +1.0% ▼2.6% ▼0.6%


Review

強かった米雇用統計

週末のBTC相場は概ね横ばい圏での推移、しかし120万円を割れた水準では底堅さ見せ、押し目買いの強さ印象付けた形となった。金曜日の朝方、120万円割れの水準まで急落、日銀の雨宮副総裁のCBCDは発行しない、リブラに規制が必要だとの発言もあり117万円台に値を下げたBTCだが、この水準で下げ止まると124万円台までの反発を見せた。しかし、注目の米雇用統計で非農業部門雇用者数が224Kと予想を上回ると、ドル買い人民元安で一旦BTC買いとなったが、米10年債金利が急騰する中117万円台までの反落を見せた。しかし、またもやこの水準では押し目買いが強く下げ止まると、ETHの発行量が減少するとの観測やCMEがETH先物を検討しているとの記事もあり上昇を見せると、BTCも126万円台まで反発を見せる。ETHの反発が一服するとBTCも値を下げたが、ハッシュレートが過去最高を更新、香港デモへの懸念もあり125万円近辺まで値を戻している。

Outlook

FRB議長証言待ち

本日のBTC相場は底堅いが動意の薄い展開を予想する。先週金曜日のDailyでは雇用統計が強ければ「もう一段の上値追い」と申し上げたが、上述の通り強い内容となりBTCは一時値を崩した。米中対立緩和に加え、利下げ見送りとなると逃避買いでここまで来たBTC相場には痛手だが、そうはなっていない。というのは、この数字を受けてもトランプ政権側から利下げを求める声はやまず、FRBは議会への報告書で利下げの可能性を示唆している。ただ報告書は金曜日の数字を織込んでいないと思われ、10日の年2回のFRB議長の議会証言が待たれるか。

FXcoin Daily Report 2019.07.08.pdf



松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

アーカイブ