2019.7.16【これでビットコインの調整は一巡したか?次の展開は?】

2019-07-16 08:38[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,170,265 25,113 34.0 9,874 34,037
先週金曜日対比
▼4.9% ▼13.8% ▼4.7% ▼12.0% ▼8.8%


Review

1万ドル割れ

週末のBTC相場は大きく下落。しかし、米ドルで1万ドルを割り込んだ水準からは反発を見せている。金曜日に120万円まで値を下げていたBTCだが、トランプ大統領のBTCファンではない、リブラは銀行免許を取ればいいとのネガティブなツィートに衝撃が走ったが、アンチトランプ派に仮想通貨を宣伝する効果を指摘する声もあり130万円近辺に値を上げていた。本邦交換所での大規模ハッキングも公表前の緊急メンテなどで上値を重くした局面もあったが、公表後は全額補償の方向であることもあり相場は上昇した。しかし130万円手前で上値を重くするとじりじりと値を下げ、テザーの大量発行もミスと判明、また創始者ブテリン氏がBCHの力を借りることを提案したETHが急落するとBTCも1万ドル割れとなった。補償分の買い戻しが終了したと公表されたことも影響したか。しかし被害が現物で補填されることは好感され、トム・リー氏など健全な調整との指摘もあり反発している。

Outlook

ポジション調整は一巡したと判断

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。先週金曜日には「オーバーシュートし易いこの市場なので、もう少し下がありそうだが、そろそろこの調整も一巡するか。」と申し上げたが、今回の押し目が107万円までならば、予想通りの展開となる。即ち、1万ドル近辺待つ米国勢は押し目が拾えたが、本邦勢が待つ100万円までは到達しなかった形で、そうした潜在的な買い遅れが残る限り相場は底堅く推移しよう。ただ、Weeklyで申し上げた通り、本邦や中国から買いは細り、リブラに対しても集中砲火が続く中で、上値の余地もそう大きくないと考える。

FXcoin Daily Report 2019.07.16.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

アーカイブ