2019.7.18【米下院公聴会ではビットコインは下がらなかった理由】

2019-07-18 08:33[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,047,448 23,329 34.3 9,985 32,591
前日比 +0.6% +5.9% +5.4% +15.2% +6.3%


Review

100万円割れ

昨日のBTC相場は下に行って来いの展開。いよいよ100万円を割り込んだが
、すぐさま反発を見せた。リブラに関する一昨日の米上院公聴会で異論が噴出、リブラ側も規制をきちんとクリアする前にリリースすることは無いとしたことから当初言われていた2020年前半でのスタートは無いとの見方もあってか7月2日の安値105万円を割り込んだが、一方でIMF高官が相次いでリブラを拙速に押しつぶすべきでないとし、JPMのダイモンCEOもリブラは近い将来の脅威でないとするなど反対一色から支持する向きも現れた事もあり100万円を前に下げ止まりを見せた。しかしフランスG7でリブラに対する懸念が共有されると言った議長国の発言もあり100万円を割り込むもすぐに回復。注目の下院公聴会では上院にもまして激しい追及がなされる一方で新技術を評価する声もあるなど賛否両論となりBTCは反発、売られていたアルトコインも大きく上昇している。

Outlook

リブラ遅延は織り込まれたか

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。昨日の下院公聴会でシャーマン議員がリブラはドル覇権を脅かすとしてアル・カイダより米国の脅威だとし、アンバンク層を救いたいのであればパブリックチェーンに任せればいいとした。JPMのジェミー・ダイモン氏はもう7年もブロックチェーンを議論してきた、リブラもあと3年は議論が続くのではという趣旨だった。昨日のトピックでも触れたが、リブラは買い材料であるが当面スタートしない、BakktやETFと似た材料になるのではと考える。早期実現無しはほぼ織り込まれてきており、下値は限定的か。

FXcoin Daily Report 2019.07.18.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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